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麻里邑圭人

@mysteryEQ

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  • 自己紹介 ミステリ初心者。非実在探偵小説研究会所属。 【好きな作家】飛鳥部勝則/梶龍雄/殊能将之/早坂吝/麻耶雄嵩 【好きな作品】「カルロッツァの翼」「殉教カテリナ車輪」「竹馬男の犯罪」「翼ある闇」「魍魎の匣」 【好きな映画】「キルビルVol.1」「サスペリア」「サンタ・サングレ/聖なる血」「ダークナイト」「リベリオン」
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2013年04月30日(火)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年4月30日

「逆光の像」はミステリというより、息子の自殺を経て、若者の隠された心情に迫る検事の姿が胸を打つ。そして「惨劇の海」は島に建つ別荘を舞台に殺人者と目撃者が対決するシンプルな構図からの反転が素晴らしく、幕切れも申し分ない。ベストを挙げるなら、この作品しかないだろう。

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posted at 20:48:36

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年4月30日

「穴」は伏線の弱さが気になるものの、二転三転する展開と意外な着地が秀逸。「妻となって三年」は展開から真相は容易に読めてしまうが、それよりもむしろラストの女の恐ろしさが見所か。「女ふたり」は解説でも触れられているが、殺人事件の犯人と探偵の対決にも拘わらず平穏に終わっている点が新鮮。

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posted at 20:48:07

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年4月30日

笹沢左保「対決」読了。様々な対決をテーマにした短編集。夫を脅迫する男とそれに巻き込まれた新妻「穴」、幸せいっぱいの若妻と醜く不幸な妻「妻となって三年」、一人の男の死を巡り対立する二人の女「女ふたり」、真実を語らない殺人犯と検事「逆光の像」、殺人者と目撃者「惨劇の海」の五編を収録。

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posted at 20:47:40

2013年04月29日(月)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年4月29日

ミステリとしてはそこまで凄い仕掛けではないものの伏線は丁寧に張ってあり、意外性を出しつつもきちんと納得できるものになっている点は好印象。個人的には犯人の正体よりもむしろ○○の隠し場所に感心した。過度な期待をしなければ問題なく楽しめる社会派本格ミステリの良作である。

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posted at 22:25:49

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年4月29日

自分は生憎その帯を見てしまったがために途中で犯人の正体に気付いてしまったが、それでも本作の魅力が完全に失われてしまったわけでは決してない。切り裂きジャックという定番の題材とあるテーマを融合させた手法が素晴らしく、それに絡んだドラマの盛り上げ方はもはやベテランの域に達している。

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posted at 22:25:27

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年4月29日

本作の内容に触れる前にこれだけは言っておきたいのだけど、まず帯がネタバレし過ぎ。特に驚きのポイントを具体的に言及している某書評家の推薦文は言語道断であり、できればこれから本作を読もうとしている人は速やかに帯を捨てるか、カバーをかけて見えないようにすることを強くお勧めしたい。

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posted at 22:25:10

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年4月29日

中山七里「切り裂きジャックの告白」読了。東京・深川警察署の目の前で臓器を全てを抜かれた若い女の死体が発見されたのが全ての始まりだった。犯人は「ジャック」と名乗りテレビ局に声明文を送ると共に立て続けに第二、第三の犯行をやってのける。そんな中、被害者たちに思わぬ共通点が見付かり……。

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posted at 22:24:55

2013年04月26日(金)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年4月26日

だがミステリとしてみた場合、事件の性質上仕方ないのかもしれないが、机上の空論という印象が否めず、これが真相と言われてもいまいちぴんとこないのが難。とはいえ、一つの長編に様々な趣向を盛り込んだ点は充分に評価できると思う。

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posted at 23:48:49

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年4月26日

また三つ目の事件は「何故やったか?」に意外性があり、人によってはエロミスと取る向きもあるだろう(爆)。そして、それらの事件が繋がる「連作のまとめ部分」に差し掛かると「七不思議」という題材に相応しく、それまでの展開から一転してホラーめいた雰囲気になるのが面白い。

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posted at 23:48:11

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年4月26日

本作は一応長編作品ということになっているが、事件の構造はさながら連作ミステリを思わせる。一つ一つの事件は小粒ながら、それぞれ何かしら光るものがあり、解決の順番でいうなら一つ目と二つ目の事件はトリックを隠すためのカモフラージュが秀逸。

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posted at 23:47:38

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年4月26日

似鳥鶏「昨日まで不思議の校舎」読了。超自然研究会が会誌で某市立高校に伝わる七不思議を取り上げた途端、次々と七不思議に見立てた事件が続発する。「カシマレイコ」といういない生徒を呼び出す放送や四ヶ所で発見された「口裂け女」を模した悪戯の真意は? そして、その背後にある悪意の正体とは?

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posted at 23:47:17

2013年04月25日(木)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年4月25日

そして極めつけは最終話「春の運動会」で、そのほのぼの狂気としか言いようがない内容は正に圧巻の一言に尽きる。本作はどう見てもアレな話なのに読了後、思わず「いい話だなあ」と言いたくなること請け合いの怪作にして快作(!)である。

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posted at 22:31:03

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年4月25日

また第二話「問答・赤ん坊の造り方」は童貞の哲学者とオツムの弱い少年が赤ん坊がオ○ンコから産まれるか否かで賭けをする話で、もし産まれるなら哲学者は少年に謝罪、そうでなかったら少年は○んちんをちょん切られるという理不尽かつ頭の悪い内容には感激すら覚える。

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posted at 22:30:27

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年4月25日

しかも射精されると忽ち相手は爛れて死ぬという安定の友成仕様(?)で、例えば精液を口に出されたオカマの描写は〈「美味しい、これ美味しいわ」フグの肝を食べ過ぎると、死ぬ。博士の精液だって、同じだ。〉と実にふるっている(爆)。

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posted at 22:29:50

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年4月25日

その内容はタイトルからも分かるように、マッド・サイエンティストが開発した快楽加速薬を自分に打ってさあ大変という実にアレなもので、白衣をまとい屹立した一物を露出させた姿で「なんだこりゃ!」と叫びながら通りすがりのオカマや女を次々と襲う様は、読者の方が「なんだこりゃ!」である(爆)。

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posted at 22:28:26

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年4月25日

本作は全六話構成で髑髏町の様々な顔を描いているが、どこを切っても目を背けたくなるような地獄絵図、なのに凄く楽しそう(!)という感覚を抱いてしまうのは何も自分だけではないだろう。全体的にエロとスプラッターに織り混ぜられるギャグが秀逸で、特に笑ったのは第三話「髑髏町の性科学」である。

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posted at 22:27:40

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年4月25日

友成純一「髑髏町綺譚」読了。近未来の東京の一画に髑髏町と呼ばれる地域がある。そこは暴力団すら近付かない繁華街の外れにぽっかりと開いたブラックホール。一度足を踏み入れたら二度と出てこられない魔窟。そんな常識も道徳も良心もない摩訶不思議な町で起こった事件の数々を描いた連作短編集。

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posted at 22:27:01

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年4月25日

その既視感にさえ目を瞑れば欠点は四話における展開の唐突感くらい(こういう展開をやるなら、あらかじめ伏線は幾つか張っておくべき)で、普通にいい話に仕上がっている。しかしながらこの路線は個人的にはかなり疑問と言わざるを得ない。良くも悪くもこの作者に求めているのは捻くれた話なのだから。

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posted at 22:25:37

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年4月25日

メディアワークス文庫での野崎まど初の非ミステリ作品は『縁結び』をテーマにしたハートウォーミングなファンタジー作品。所々に野崎まどらしさは窺えるものの、いまいち物語に既視感が拭いきれず、正直これだったら野崎まどじゃなくてもいいんじゃない? と思ってしまったのも事実。

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posted at 22:25:17

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年4月25日

野崎まど「なにかのご縁 ゆかりくん、白いうさぎと縁を見る」読了。お人好しの青年・波多野ゆかりが出会った喋るうさぎは人の『縁』を繋いだり切ったりできる能力を持っていた。偶然にも『縁』を見る力のあるゆかりはうさぎと共に恋人や友人、家族などの『縁』を巡るトラブルに巻き込まれていく。

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posted at 22:24:45

2013年04月23日(火)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年4月23日

事件を通して聾唖者に対する厳しい現実を浮き彫りにする社会派ミステリの秀作。ミステリとしては派手さはないものの、八方塞がりの状況から真相に迫っていく課程でじっくり読ませてくれる。手掛かりが後出し気味なのが難だが、運命の悪戯とも言うべき真相とタイトルの意味が深い余韻を残す作品である。

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posted at 18:41:26

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年4月23日

西村京太郎「四つの終止符」読了。耳の不自由な青年・晋一の寝たきりの母が栄養剤に入っていた砒素を飲んで中毒死した。警察は晋一が母の病状を見かねて殺害したとの見方を強めるが、晋一は一貫して無実を主張、やがて自殺してしまう。彼は本当に無実なのか。新聞記者と女給のコンビが真相に迫る。

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posted at 18:41:00

2013年04月22日(月)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年4月22日

しかしながら物語としては後者の真相を明かした後の展開こそが白眉であり犯人と薩次の対決を経て待ち受けるエピソードには何とも言えないやるせなさを覚えずにはいられない。ミステリとして見るべき所がないわけではないが(作中作の事件の構図とか)どちらかといえば物語に比重が置かれた作品である。

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posted at 20:17:17

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年4月22日

本作は列車消失に某古典ミステリを思わせるあべこべの殺人現場と一見謎自体は派手だが、その真相は必ずしも褒められたものではない。前者はそれしかない解決だし、後者に至ってはある意味禁じ手とも言えるもので人によっては怒る人もいるかもしれない。

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posted at 20:16:25

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年4月22日

辻真先「幻の流氷特急殺人事件」読了。奇妙な列車消失の謎を扱った同人のリレー小説『幻の流氷特急殺人事件』。その企画者である伊賀がリレー小説の完成前に、あらゆるものがあべこべになった自室で死んでいるのが発見された。虚構と現実、二つの事件に伊賀の友人で推理作家の牧薩次が挑む。

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posted at 20:15:22

2013年04月21日(日)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年4月21日

そして何よりも基地の内側と外側を交互に描く構成を活かした仕掛けが秀逸で、さながら国内作家Aの某作品を思わせるサプライズを生み出すことに成功している。死体の装飾にさして意味がないなど細かい不満はあるものの、それを差し引いても本作がようやく作者が化けた作品であることは間違いない。

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posted at 12:11:28

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年4月21日

米軍基地を密室に見立て、それを巧くフーダニットに取り込んだ秀作。これまでに作者が発表した二作品は主に動機面「何故そうしなければいけなかったか」がないがしろにされる傾向があったが、本作ではきちんと舞台が基地でなければいけない理由が存在している点が好印象。

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posted at 12:10:51

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年4月21日

月原渉「月光蝶 NCIS特別捜査官」読了。米軍横須賀基地内で発見された全裸美女の磔死体は、基地に勤務する米軍女性士官のものだった。同じ頃、基地の外では大量の血痕が見付かるものの、不可解なことに被害者が基地を出入りした痕跡はゼロ。被害者はいかにして基地を出て殺されて戻ってきたのか?

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posted at 12:09:57

2013年04月19日(金)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年4月19日

かといってフェアに徹するのであれば、この事実を伏せておくわけにもいかず、その辺は痛し痒しといったところだろう。むしろ本作は、作者がいかにフェアであることに拘っているかという観点から読んだ方が楽しめるかもしれない。

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posted at 19:19:29

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年4月19日

本作は、単行本刊行時の帯の惹句「あなたはこのトリックを見破れるか?」が象徴するように、警察小説ながらも本格ミステリらしいトリックが盛り込まれている。しかしながらその渾身のトリックも登場人物の一人に纏わるある事実が明らかになった時点で、ほぼ読めてしまうのが難。

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posted at 19:19:09

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年4月19日

逢坂剛「裏切りの日日」読了。ビルの一室を占拠し、人質を楯に身代金を奪った犯人は警察の厳重な包囲の中、煙のように消え失せた。一方、近くのマンションでは右翼の大物が何者かに射殺された。二つの事件は関連するものなのか? 偶然立て籠り事件の現場に居合わせた警視庁公安刑事・桂田は何を思う?

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posted at 19:18:37

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