Twitter APIの仕様変更のため、「いいね」の新規取得を終了いたしました

麻里邑圭人

@mysteryEQ

  • いいね数 9,797/10,375
  • フォロー 1,028 フォロワー 1,647 ツイート 91,937
  • 現在地 涅槃
  • 自己紹介 ミステリ初心者。非実在探偵小説研究会所属。 【好きな作家】飛鳥部勝則/梶龍雄/殊能将之/早坂吝/麻耶雄嵩 【好きな作品】「カルロッツァの翼」「殉教カテリナ車輪」「竹馬男の犯罪」「翼ある闇」「魍魎の匣」 【好きな映画】「キルビルVol.1」「サスペリア」「サンタ・サングレ/聖なる血」「ダークナイト」「リベリオン」
並び順 : 新→古 | 古→新

2019年03月20日(水)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

19年3月20日

しかしながらその複雑な人間関係も前半二編はあまり巧く機能しておらず、三編目にしてようやく巧くハマった感がある。四編目の表題作に関しては収録作中最もミステリ度が低いもののキャラの掘り下げと締めの話としては良かったと思う(あと作中でボロクソに言われている「ゼイリブ」が観たくなった)。

タグ:

posted at 13:47:12

麻里邑圭人 @mysteryEQ

19年3月20日

「さよならは明日の約束」に続く、過去に起きた事件の謎を現代の高校生コンビが解決するシリーズの二作目。前作にはまだあった青春ミステリ要素はすっかりなりをひそめ、ほとんどいつもの複雑な人間関係に隠された真相に迫る西澤ミステリと化している。

タグ:

posted at 13:47:02

麻里邑圭人 @mysteryEQ

19年3月20日

西澤保彦「夢の迷い路」読了。ダイイングメッセージに纏わるクイズ、ワインが証明する奇妙なアリバイ、昔住んでいたアパートで発見された死体、その日に限って遭遇する不思議な出来事の数々……本好き美少女・エミールとジャンク映画フリークの少年・ユキサキが四つの追憶の謎に挑む連作ミステリ。

タグ:

posted at 13:46:49

2019年03月18日(月)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

19年3月18日

しかしながらこのネタを読みやすくコンパクトに纏めあげた点は充分評価すべきであり、本格かどうかさえ気にしなければ21世紀版「幻の女」とも言うべき秀作と言っていいだろう。

タグ:

posted at 21:15:06

麻里邑圭人 @mysteryEQ

19年3月18日

感動は落差とは言うが、本作もまた三人の元カノが失踪しただけという昨今のミステリとしてはいたって地味な謎だからこそ真相の衝撃がより効果的になっているように思う。ちなみに選者の島田荘司氏は本作を21世紀本格として評価しているが、個人的には本格というには些か手掛かりが不充分な気がする。

タグ:

posted at 21:14:52

麻里邑圭人 @mysteryEQ

19年3月18日

第11回ばらのまち福山ミステリー文学新人賞受賞作。本作は小説としてみると文章はかなり粗削り、一部の登場人物がイタイ、ドッグシッターの話が本筋とは全く関係ないなどの欠点を抱えているものの、それらを全て帳消しにしてしまう真相の衝撃度が半端ない。

タグ:

posted at 21:14:41

麻里邑圭人 @mysteryEQ

19年3月18日

酒本歩「幻の彼女」読了。ドッグシッターの風太に、元カノ・美咲の訃報が届く。まだ32歳なのにと驚く風太。ほかの別れた恋人、蘭、エミリのことも思い出し、連絡を取ろうとするが、三人はまるで存在しなかったかのように、一切の痕跡が消えてしまっていた……。三人の元カノに一体何が起きたのか?

タグ:

posted at 21:14:23

2019年03月17日(日)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

19年3月17日

「PSYCHO-PASS SS Case.3恩讐の彼方に__」観了。傭兵となった狡噛慎也がひょんなことから両親の復讐を誓う少女と師弟関係になる話。かつての狡噛と少女を重ね合わせることで狡噛の心境の変化を巧く描いており、三部作中最も出来がいいように感じた。またいい意味で三期の展開を匂わせる結末も○。

タグ:

posted at 20:13:40

麻里邑圭人 @mysteryEQ

19年3月17日

ベストは「胸像たちの晩餐」で国内作家Kの某ミステリ短編を更に悪乗りさせたようなフリークス趣味全開の展開とオチが堪らない。また「ノトランプ」や「金の斧」のミスディレクションがきいた物語と盲点をついた真相も○。一編一編が短く訳も読みやすいので翻訳が苦手な人にもお勧めできる良作である。

タグ:

posted at 14:35:21

麻里邑圭人 @mysteryEQ

19年3月17日

「黄色い部屋の謎」「オペラ座の怪人」の作者による怪奇小説集。特筆すべきは収録作のほとんどがいわゆる超常現象を扱っておらず、あくまで人間心理の闇を主軸にしている点だろう。それでいて魅力的な謎で読者を惹き付け、意外な真相(オチ)がきちんと用意されている所にミステリ作家らしさが窺える。

タグ:

posted at 14:35:12

麻里邑圭人 @mysteryEQ

19年3月17日

ガストン・ルルー「ガストン・ルルーの恐怖夜話」読了。片腕の老船長が語る奇怪な話「胸像たちの晩餐」、コルシカの復讐譚に材をとった「ビロードの首飾りの女」、結婚相手が次々と怪死を遂げる娘の物語「ノトランプ」など、いずれ劣らず生々しく人間心理の闇を描いた八編を収録。

タグ:

posted at 14:34:58

2019年03月16日(土)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

19年3月16日

また「殺された百万長者の冒険」は、犯人の手掛かりに関して言えばアメリカの地理に詳しくないとピンとこないかもしれないが、殺人を犯しても誰一人得をしないと状況から盲点をつく動機を導き出す手腕が○。傑作「完全犯罪」を始め、全編ハズレなしの作品集である。

タグ:

posted at 20:49:07

麻里邑圭人 @mysteryEQ

19年3月16日

その一方で愛すべき女秘書・ニッキーの競売における騒動や某古典ミステリを踏まえた迷推理には大いに笑わせてもらった。その他「〈生き残りクラブ〉の冒険」は一部日本人には馴染みのない要素があるもののミスディレクションに全力投球したプロットと散りばめられた犯人を絞り込む手掛かりが秀逸。

タグ:

posted at 20:48:58

麻里邑圭人 @mysteryEQ

19年3月16日

ラジオドラマの脚本を小説化した二編と映画の脚本を小説化した一編で構成された中編集。ベストを挙げるなら、やはり収録作中最長の「完全犯罪」で緻密なロジックの積み重ねと鮮やかな構図の反転もさることながら、犯人のカムフラージュも兼ねたさりげない動機のずらしが素晴らしい。

タグ:

posted at 20:48:38

麻里邑圭人 @mysteryEQ

19年3月16日

エラリー・クイーン「エラリー・クイーンの事件簿2」読了。相場師の拳銃自殺。その現場を見たという目撃者がいるにも拘わらず検死医は殺人だと断定した――「完全犯罪」の他、容疑者全員が動機を持つ「〈生き残りクラブ〉の冒険」と殺人を犯しても誰一人得をしない「殺された百万長者の冒険」を収録。

タグ:

posted at 20:48:18

麻里邑圭人 @mysteryEQ

19年3月16日

とまれ、このクオリティーなら2巻以降の話――踊る人影と被害者に指一本触れずに転落死させる犯人の謎を扱った「悪魔は踊る」の続きにも期待ができそうだ。

タグ:

posted at 14:40:17

麻里邑圭人 @mysteryEQ

19年3月16日

特に第三話「足跡はハイヒール」は決定的な推理とは言い難いものの特殊な目撃者の証言から犯人の条件に合う人物をできる限り自然に導き出してみせる点が○。また第二話「セザンヌのリンゴ」はタイトルにもなっているポール・セザンヌの逸話を絡めた猟奇的演出が真相の意外性を際立たせているのがいい。

タグ:

posted at 14:39:07

麻里邑圭人 @mysteryEQ

19年3月16日

花林ソラ/百井一途「ゲソコン探偵」1巻読了。靴屋の美青年と女刑事のコンビが現場に残された足跡や靴から事件の真相に迫る連作。このネタでずっと引っ張っていくのは厳しそうだが、二話以降は特殊な状況を巧く作り出して、思いのほかロジカルに事件の謎を解き明かしているのは好印象。

タグ:

posted at 14:38:48

2019年03月15日(金)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

19年3月15日

一方「ペントハウスの謎」は物語を彩るガジェットの派手さに対し犯人を絞り込むロジックこそ普通だが、それ以上に殺害方法に関する設定の妙とかなり早い段階から張られていた伏線に唸らされる。二編ともタイプは違うが、元は映画の脚本用に書き下ろされたものであることに納得がいく好編である。

タグ:

posted at 20:44:32

麻里邑圭人 @mysteryEQ

19年3月15日

名探偵エラリー・クイーンと推理作家志望のニッキー・ポーターが活躍する中編集。「消えた死体」は事件に巻き込まれるニッキーのかわいさとコミカルさが実に微笑ましい一編で、二転三転する事件の行方もさることながら、読者の予想の斜め上をいく犯人の計画に驚かされる。

タグ:

posted at 20:44:07

麻里邑圭人 @mysteryEQ

19年3月15日

エラリー・クイーン「エラリー・クイーンの事件簿1」読了。殺された〈健康の家〉の主人の死体がいつのまにか石膏の像に変わっていた「消えた死体」、中国帰りの腹話術師が殺され、イカサマ賭博師や怪しげな中国人、現場に残された謎のカード、消えた宝石が事件を彩る「ペントハウスの謎」の二編収録。

タグ:

posted at 20:43:48

2019年03月14日(木)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

19年3月14日

一方、本作をミステリとして見た場合、残念ながら仕掛けの目新しさはほとんどない。しかしながらある時はホラーを真相の隠れ蓑として使い、またある時は仕掛けが明かされた途端ホラーとしても機能するように計算されているのが何ともホラー作家らしい。本作は仕掛け的に映像化向きの快作である。

タグ:

posted at 20:47:15

麻里邑圭人 @mysteryEQ

19年3月14日

ホラーの書き手として知られる作者による初の長編本格ミステリ。ここ最近、ミステリ業界では予言(もしくは未来予知)をテーマにした作品が相次いでいるが、本格ミステリ作家が予言を仕掛けとして活かしているのに対し、本作ではあくまで物語として活かしているのが興味深い。

タグ:

posted at 20:47:08

麻里邑圭人 @mysteryEQ

19年3月14日

澤村伊智「予言の島」読了。瀬戸内海に浮かぶ霧久井島は、かつて一世を風靡した霊能者・宇津木幽子が生涯最後の予言を遺した場所だ。彼女の死から二十年後《霊魂六つが冥府へ堕つる》という。天宮淳は幼馴染たちと興味本位から島へ向かうが、そこで予言に基づく恐ろしい事件に巻き込まれることになる。

タグ:

posted at 20:46:42

2019年03月13日(水)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

19年3月13日

しかしながら一見無茶に思える真相を成立させるためにハイチという舞台を選んだ点は秀逸だし、何より本作が書かれたのが「そして誰もいなくなった」より前という事実は驚愕の一言に尽きる。本作はジャンルミックスが珍しくない今だからこそ評価されるであろう怪作である。

タグ:

posted at 08:49:45

麻里邑圭人 @mysteryEQ

19年3月13日

具体的な言及は避けるが、その展開は完全にホラーとしか思えないものであり読者が唖然となること請け合いだが、更に唖然となるのは最終的にそれを踏まえて真っ当な解決を迎えてしまうことだろう。尤も個々のトリックに目を向ければ、お世辞にもよくできているとは言い難いかもしれない。

タグ:

posted at 08:49:21

麻里邑圭人 @mysteryEQ

19年3月13日

パルプライターとして活躍した作者による長編ミステリ。ハイチに住む実業家が遺した奇妙な遺言状、その遺言状をなぞるように次々と不可能状況で殺されていく相続人たち……と、途中までの内容は真っ当な(?)本格ミステリ風だが、本作の見所はそこから先のトンデモ展開にある。

タグ:

posted at 08:49:07

麻里邑圭人 @mysteryEQ

19年3月13日

セオドア・ロスコー「死の相続」読了。「私の遺体は丘の上に深く埋め棺には杭を打ちこむこと。財産は第一相続人に全てを譲る。ただし第一相続人が二十四時間以内に死んだ場合、第二相続人が権利を得る。第二相続人が二十四時間以内に死んだ場合には………」奇妙な遺言状が引き起こす連続殺人の行方は?

タグ:

posted at 08:48:53

2019年03月10日(日)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

19年3月10日

加えてこのサプライズのヒントがさりげなく盛り込まれているのも○で、派手さはないがプロットがよく練られた良作と言っていいだろう。

タグ:

posted at 12:22:12

麻里邑圭人 @mysteryEQ

19年3月10日

尤も人間消失のトリックは読めるしその構成自体も大谷作品で度々見られるものながら、実は本作の本領は探偵役の捜査行が描かれる第三部にこそある。詳しい言及は避けるが、読者が完全に油断しきった所に仕掛けられたサプライズはなかなかのものであり、この構成を最大限に活かした巧さがある。

タグ:

posted at 12:22:01

麻里邑圭人 @mysteryEQ

19年3月10日

三部構成の長編ミステリ。放火された工場跡地から発見された白骨死体、その付近で過去に起きた奇妙な密室からの人間消失と動機不明の殺人事件――といった謎をこれでもかとばかりに詰め込んだ第一部で読者を惹き付けた後、倒叙形式の第二部で作者はあっさりと真相を明らかにしてみせる。

タグ:

posted at 12:21:34

麻里邑圭人 @mysteryEQ

19年3月10日

大谷羊太郎「スタジオの怪事件」読了。作家の森川は17年前、偶然見学した録音スタジオから歌手が失踪するという事件に遭遇した。一方、退職刑事の持田は17年前、迷宮入りした老女殺害事件へのこだわりがあった。ある日、二人が住む町で放火があり、焼けた工場跡地から白骨死体が発見されて――。

タグ:

posted at 12:21:13

@mysteryEQホーム
スポンサーリンク
▲ページの先頭に戻る
ツイート  タグ  ユーザー

User

» More...

Tag

Recent

Archive

» More...

タグの編集

※タグはスペースで区切ってください

送信中

送信に失敗しました

タグを編集しました